「私、Fだから」自称F判定機
「私、Fだから」は口だけなら誰でも言える。友達の失恋話、30分続く夜中のLINEみたいな状況12個だけ聞く。ガチFから実質Tまで5段階で出る。

テト 10%、エゲン 90%。結論から言うと、テトはキャラ設定だった。ほとんど毎回、人の表情が自分の判断より先に届いていた。感情も外に出ていないんじゃなく、中でずっと溜まっていた。断ったあと返事がないと、そのトーク画面に5回入ってみる。グループLINEに自分だけいない写真が出ると、行かないと言いながらスクロールは最後まで上げる。会議で意見が一度押し負けただけで、家に帰ってその場面を3回再生する。でもバレたのは損じゃない。「あの子、地味に人をよく見てる」と言われるのは全部この感覚のおかげ。テトというキャラ設定は、その感覚が読まれすぎて自分でかぶせた蓋だった。もう認めて楽に生きていい。近い人たちはとっくに全部知っていた。
無関心なふりが一番できない人。好きになると連絡の間隔が先に変わる。もやっとすると返信の長さが先に減る。メッセージは3秒で読んで、返信は5分我慢してから送る。本人は隠せていると思っているのに、相手はもう全部読んでいる。代わりに相手が何にしんどいかは、言われなくても分かる。だから付き合うと「この人といると説明しなくていい」と言われる。駆け引きしようとして自分から崩れるパターンだけ認めれば、恋愛はけっこう楽になる。
会議の空気が変わったのを一番先に察知する。当の本人は「そういうのは気にしない」と言う。そしてその日の夜まで、その会議を噛みしめている。強く押し切る役はこの人の席じゃない。人のあいだの温度を合わせて仕事を回す場所で成果が出る。無理に強いふりをするポジションにいると、エネルギーが二倍で減る。性格を認めて席を選ぶ方がずっと得。
感情が動くと財布も一緒に動く。「必要な物しか買わない」と言っておいて、友達のしんどい一言でご飯代が決済されている。記念日も押さえるし、プレゼントも用意する。カードの履歴に人の跡がやたら残るタイプ。これを浪費と見る必要はない。人に使う予算をあらかじめ別で取っておくと、気持ちがずっと楽になる。口座が揺れる理由は計画がないからじゃなく、気持ちが先に出るから。
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